サンマ漁の公海操業の是非
水産省は7日、通年を通してサンマを漁獲出来るよう公海での操業を可能とする方針を発表しました。
近年のサンマ漁獲量の減少を考慮し、安定した供給を目指すのを目的としています。
中国や近隣国へ漁獲量が流れている事もあり、その対策にはなると思いますが・・・
正直、あまり良い方針とは思いません。
それどころか水産省資源の未来の事を思えば
悪手とも思える方針だと思います。
確かにサンマは漁獲量の減少に伴い
以前と比べて高価になっており
手頃な価格では無くなりました。
しかし、それでも手が届かないという程ではなく、1匹100円〜200円で売られています。
また、量が減ったといっても毎秋スーパーで見かける事ができ、需要・供給のバランスもさほど崩れているとは思いません。
年間を通してサンマを取る事は、
水産資源の減少・食品廃棄量の増加に繋がり
資源の先取りをしているだけに思えてきます。
他国が多く取っているから、自らも量を増やす
ではなく、漁獲量に制限を設け全世界的に水産資源を枯渇させない為の方策を立てていく事が
将来に向けて本当に取り組むべき事だと考えます。